Webページの文章を書く際、HTMLで「見出し要素」を利用することが出来ます。見出し要素を利用すると、文章にまとまりが出てきて、ユーザーに読みやすいコンテンツを提供することが出来ます。かつてはSEO対策の一つとして乱用されましたが、現在ではその効果は薄くなっています。多用することは禁物ですが、ルールに沿って使用すればSEO対策効果はあります。ポイントを踏まえながらご紹介します。

h1~h6を使う際のルール

見出し要素はWebページ上での項目や章を表します。

本文でh1タグは基本使わない

h1タグは何度も使うとペナルティと判断される可能性があるので、1記事に1個使用すれば大丈夫です。ほとんどのWPテーマでは、h1タグは「タイトル」に使われています。なので、本文中にはh1タグを使用せずにh2タグから始めましょう。

h2→h3→h4と、順番に使用して段層を作る。

h1はタイトルで使われているので、本文で使用するのはh2からになります。h3を飛ばしていきなりh4を使用するのは、検索エンジンからの評価が下がる可能性があるのでやめましょう。

h2以降は何度でも使ってOK

h2以降のタグは何度でも使用して構いません。順番を守って使用すれば大丈夫です。

見出し要素に記事のキーワードを入れる

SEOの観点で見出し要素を使ってみましょう。見出し要素に記事のキーワードを入れると、検索エンジンからの評価に影響します。h1~h3までにキーワードを使用すると効果が高いです。h1は記事のタイトルなので、h2、h3に見出しとしてキーワードを組みこみましょう。

HTMLの見出し要素の使い方

「見出し1」は<h1>…</h1>、「見出し2」は<h2>…</h2>、「見出し3」は<h3>…</h3>…と、使いたい見出し番号の前にhを付けたタグを使用します。

<h1>見出し1にあたる文章を入れる</h1>
<h2>見出し2にあたる文章を入れる</h2>
<h3>見出し3にあたる文章を入れる</h3>
<h4>見出し4にあたる文章を入れる</h4>
<h5>見出し5にあたる文章を入れる</h5>
<h6>見出し6にあたる文章を入れる</h6>

WordPressでのh1~h6の使い方

WordPressで見出し要素を使うには、まず投稿編集画面を開きます。

h1を使用したい文章を選択します。

「段落」を選択後「見出し1」を選択します。

選択部分が見出し1になりました。

「テキスト」を選択すると、HTML文章が確認できます。最初の行が<h1>と</h1>タグで挟まれているのが確認できます。

テキストで直接見出しタグを入力する事もできます。

ビジュアルモードに戻ると、見出しが反映された文章を確認できます。

実際に上の文章を、当ブログで反映した画像です。

 

WordPressでのstrong要素の使い方

キーワードを目立たせる要素として、見出し要素とは別でStrong要素というものがあります。

基本的には「文字を太らせる」見た目の効果があります。

Strong要素は見出しの順番に関係なく使用することが出来ます。その記事内での重要なキーワードを強調することが出来ます。

ビジュアルモードで本文を編集中、文字を選択した後に「B」のマークが書かれた太字ボタンを押すと、選択されたstrong要素になります。

テキストモードで確認すると<strong>で囲まれていることが分かります。

実際に当サイトで確認すると「赤いな」の部分が太字になりました。

strong要素をどこで使うか

strong要素は単に太字になるというものではなく、その記事内での重要性があるものを表します。

大事な部分を強調したりする際に使用してユーザビリティやSEO効果を高めます。

基本的には何度でも使用して大丈夫ですが、ペナルティの可能性がありますので、乱用はしないようにしてください。

また、見出し要素との併用が可能ですが、そこまで有用性は無いので併用は基本使いません。

まとめ

h1~h6は順番に使用する

h1~h6にキーワードを入れる

見出し要素にキーワードが入らない場合はstrong要素に入れる