前回ご紹介した「BackWpup」でのバックアップ方法の続きです。今回は定期的なバックアップ方法をご紹介します。

前回はBackWPupのインストールと、バックアップデータの作成について紹介しました。今回はデータベースとファイルデータ、2種類に分けて定期バックアップする方法を紹介します。

WordPressの定期バックアップ

WordPressのバックアップは「データベース」と「ファイル」の2種類のデータがあれば復元が可能です。

データベース:記事、カテゴリ、タグ、コメント、Wordpressの設定データなど

ファイル:画像ファイル、テーマ、プラグインなど

この2種はデータの種類が異なるので、別々のバックアップ先に保存したほう管理しやすくなります。また、ファイルデータは容量が重いので、サーバーの容量を圧迫してしまいます。毎日のバックアップではなく月1~2回のバックアップに設定したほうが良いでしょう。

データベースの定期バックアップ

それでは前回の記事で作成したジョブを編集して、データベースのバックアップを設定していきます。

ダッシュボード→「BackWPup」→「ジョブ」を選択します。

前回の記事で作成した、ジョブを「編集」します。

一般設定

ジョブタスクを「データベースのバックアップ」のみにチェックします。

スケジュール

1、「スケジュール」タブを選択します

2、ジョブの開始方法をWordPressのcronにチェクします。

スケジューラーを選択します。スケジュールの日程はサイトの更新頻度によって変わってきます。もしあなたのサイトが毎日更新するのであれば「毎日」を選択します。

時間は、サイトの影響が少ない深夜帯を選ぶのが良いでしょう。今回は毎日夜3時からバックアップを行うように設定します。

WordPressのcronは、予約した時間に必ず実行するものではありません。

その時間以降に、Wordpressへのアクセスが有った時にはじめて動作します。

「きっちりその時間にバックアップが必要」という理由がなければWorpressのcronで充分でしょう。

データベース設定

データベースのバックアップの設定では、バックアップするデータを選べることが出来ます。

基本的にすべてにチェックを選べば大丈夫です。

宛先設定

宛先はデータを保存する場所を変更できます。データの保存先を適当なものに変えて変更を保存しましょう。

ファイルの定期バックアップ

ジョブのコピー

先ほど作成したジョブを「コピー」します。

コピーをおすと、「コピー〇〇〇〇」という名前で新たにジョブが作成されます。

新たに作成されたジョブを編集します。

一般設定

ジョブ名を適当なものに変えます。ジョブタスクを「ファイルのバックアップ」のみにチェックします。

ファイル設定

ファイル設定では除外できるファイルを設定できます。

基本的に初期設定のままで問題はありません。

ただし、uploadsフォルダーには画像が集まるので、容量が多くなりがちです。今回は、昨年の画像フォルダ「2017」をフォルダを除外します。wordpressの初期設定では画像が年代毎にフォルダで分かれています。過去のデータである2017年のフォルダは、一度バックアップすれば今後変化することはありません。今回は定期的なバックアップの方法ですので、必要のない画像フォルダーはバックアップから除外します。

「変更を保存」をクリックして、ジョブの完成です。